マレーシアで脳梗塞になりました(1/3)

マレーシアの医療
KPJ Selangor Spedialist Hospital
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マツムラ
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2022年2月半ばに脳梗塞を発症しました。その時の体験談です。

尚、現在は復職するまで回復しております。ご安心を。

健康診断は受けるだけではダメ

サラリーマンであるわたくし、年に1度の健康診断も会社負担で受検することができます。

きちんと昨年(2021年)年末あたりに受けていました。
おおむね健康でした。

ただ、
・悪玉コレステロール値が高め
・血圧高い

という指摘は受けていました。受けていたけれど、日常生活が普通に送れていたため、何もアクションを取らずにいました。わたくしの落ち度です。

あったりまえやろ

マツムラ
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数年前に尿路結石やらかしたし、腎臓に石を飼っているので、そちらは気になっていたものの、検査結果は良好で安心しきってました。言い訳だけど。

異変

その日は、会社の日本人とともに注文していた和食弁当を、昼食にいただきました。
エビフライ弁当(高コレステロールよね?)をおいしくいただき職場に戻り、業務をノンビリ再開しました。

とある瞬間、左手に持っていたスマホがズーーンと漬物石のように重くなったのです。

マツムラ
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後からよくよく思い返すと、その直前に一瞬、意識が飛んでいたかもしれません。

スマホを置いて、持ち直しても、重い。
左手の動きが不自然。
左足を見ると、ダランとしている。
立ち上がることはできるけれど、左足が重くて動かせない。
ひざ下をポンと叩いてみても(脚気検査のやつね)、ダラリとなったまま。
右手も下におろすとダランとする。肘を曲げてみると、肘から先が勝手に振動する。

歩いたら絶対にこけてたな。

意識はしっかりしているので、おそらく血管は切れてはいないけれど、詰まった可能性あるなーと思いながら、人事部に援助要請です。

コロナのオミクロン株感染拡大時期で、出社人員制限していた頃で、部屋に1人しかいなかったんだよね。失神していたら大変なことになっていたな。

不幸中の幸い

それでは私がどれだけ幸運だったか書いてみたいと思います。関係者に対しては、感謝しかありません。

  1. 意識が飛んだかどうかは不明だが、椅子に背もたれ・ひじ掛けがあり、椅子から転げ落ちる事がなかった。
  2. 運転中ではなかった。
  3. 自分が割と冷静だった。
    助けに駆け付けた人事部面々に状況説明がキチンとできた。結果、次のアクションが早かった。
    ついでに、PCをシャットダウンする前に、翌週の自分の弁当注文もきちんとキャンセルしましたw 冷静。
  4. 会社で発症した。
    1. 会社から私立の総合病院まで車で4分。自宅だったら、最低30分はかかっている。
    2. タンカも準備してくれたが、扱いに慣れている人たちがいた。
      車輪付きのタイプだが、どーやって開けるの???みたいなロスタイム無し。
    3. 木曜日午後1時だったので、力のある男性社員が大勢いた。
      もし、1日遅かったら、金曜礼拝のため社内も病院もマレー系男性不在となり、話は大きく違っていたかと。
    4. 階段を降りる(タンカで降ろしてもらう)ころまでには、車(こういう時に使う社用車)が入り口前に待機してくれていた。
    5. 人事の医療担当係が同行してくれた。
      最初にIC(身分証明書)を渡しておいたら、あとは入院手続きなど全てやってくれスムーズこの上なかった。感謝しかありません。
      ちなみに、救急外来で看護師の第一声が、「保険入ってる? 保険会社はどこ?」でした。
  5. 意識がはっきりしており、発症時刻が明確だった。
    血液濃度を下げる薬があるのだけれど、それは発症時刻から3時間以内、遅くとも4時間以内に使用開始する必要があり、その薬の使用可否もその後に影響するそうです。
  6. 新型コロナのワクチン接種が、3度目の追加接種まで完了していた。
    MySejahtera(マレーシア保健省の新型コロナ感染トラック管理アプリ)というアプリを見せるだけでそれが証明できるから、便利ですよね。
  7. 新型コロナに罹患していなかった。(CTスキャン受ける前に検査されましたよ)
  8. 顔・口・喉などに障害が出ず、嚥下障害もなかった。
    医師の所見では、一番最初は目の動きがぎこちなかったそうだが、入院中に回復した。
  9. 血管が太く、採血や点滴に使う針を固定するやつ(留置針というんですか?)の確保が簡単。一発で決めてくれた。(血管細くて逃げやすい人は難しい、ママのはいいね、と我が家の研修医がいつも言っています。これで数十分のロスタイムが発生することもあるそうです。)
  10. 救急外来の処置もスピーディーで、午後1時発症であったにもかかわらず、午後2時には脳CTスキャンが終了していた。KPJ SelangorのERにも感謝です。
  11. 脳内出血がなかった。
    費用は会社がかけてくれている医療保険でカバーされたのだけど、費用の上限があり、もし、脳外科手術になっていたら、費用の自己負担が大きかったと思われます。

あと、英語・マレー語会話可能ってのも、幸運の内に入れておいても良いかも。
下は退院後にFacebookに投稿したポストです。

マツムラ
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入院生活は続編に書きます!

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マツムラ

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マレーシアに住んではや●●年の永遠の28歳(痛っ!)。 日系メーカーの現地法人に勤務中。マレーシアでは5社目ですが、勤続歴は今の会社が1番長くなりました。 マレー系マレーシア人の夫&次女・三女とSelangor州Shah Alam(の僻地)に暮らしています。(長女は結婚後、職場そばに居住) かなりの頻度で近所の猫が登場。

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