
え? 今その話?

2月中旬にものすごくたいへんな事が起こったのですが、長女あーちゃんの婚約関連はスケジュール通りに行なう事ができますので、下書きしていたこちらを先にアップしますね。
※Merisikを私の解釈で『ご挨拶』と表現していますが、本来の意味は隠密裏の調査です。
結婚するカップルの両親(や親戚)の顔合わせで、お互いに紹介しあい、相手の腹の中を探り合う 子女の婚姻に関する意向をうかがいあう機会です。
マレー人、マレー社会の婚姻が『家族』しいては『親戚』のつながりを強く反映しているイベントだと思います。(結婚式やその後の生活に至っては、もっと強烈)
それでは、2022年2月上旬に、長女あーちゃんと交際相手のご家族との『ご挨拶』が無事に終了したので、記録いたします。

掃除と調理、頑張ってたな

到着まで
夫が、故郷のソウルフード、ラクサジョホールと、デザートにアップルクランブルを作りました。
でも、700グラムもあるもやしの髭取り、大量のハーブ類を洗って刻む、とか、大量のリンゴやマンゴーの皮むき、角切りは下々の仕事です。あと、洗い物。地味に疲れるわ。




もやし、量り売りなので、適当な量を袋に詰めたのだけど、きっかり700gって天才的じゃない?

daun kesum の他に、daun selasihという、タイバジルもあると尚おいしいのだけど、何軒店を回っても見つからなかったのが残念
バタバタと準備をしている12時過ぎ、あーちゃんのお相手から「出発する」のお知らせが。
午後2時に来る、という話ではないか? 今出たら1時に着くじゃんっ!と大慌てでシャワーを浴び、服を着替え、待機します。
実際には、途中でモスクに立ち寄り昼一のお祈りをしてきたので、到着は予定時刻通りでした。告知通り大人5名のお越しでした。


本人たちも同席しました
その昔は本人たちは同席せず、親同士で勝手に決めて(?!)いたようですが、時代は変わりましたし、当人同士の恋愛結婚でもあるためか、当然のように本人たちも同席していました。

でも、あーちゃんのお相手は、ひとっこともしゃべんなかったけどな
ご両親はクランタン州出身、と聞いていたので甘めの紅茶を作り、マンゴーのはちみつがけをお出しします。世間話やお互いの家族のバックグラウンドを紹介しあったところで、男性側の父親が本題を切り出しました。

先方からの提案

時期話をするとき、イスラム行事(断食明け、とか、ハリラヤハジ(巡礼祭)とかで時を示されるとモヤモヤするんですよね。月日で言えっと思っちゃうんだけれど、これは案外、マレー嫁、マレー婿あるあるかもしれません。
合意したら指輪
詳細を詰める必要はもちろんあるものの、あーちゃんの婚約・結婚には、親として同意します、とお伝えしました。
あーちゃんのお相手の母親、つまりは将来の義理の母、くだけていうとお姑さん、から本人に指輪をいただきます。


伝統的な方法であれば
1.新郎新婦は同席せず、将来の新婦は部屋の中で待機
2.新婦側家族または親族のメッセンジャー係が、決まったことを部屋の中の新婦へ伝える
3.新婦が了承すると、
3.1 新婦が部屋の外に出てきて皆の前で指輪をはめてもらう
or
3.2 部屋の中に男性側母親が指輪をもって入り、はめてもらう
というしきたりらしいです。

手土産のチョコレートと、かなり高価なTelukung(礼拝用の服)もいただきました。
お食事
和やかな雰囲気で終わったら、こちらがお食事をふるまう番です。


世間話などをして、和やかなうちに散会となりました。

次は3月の婚約式だよ

マツムラ

最新記事 by マツムラ (全て見る)
- 断食月は眠気との戦いだった(2023年ラマダン覚書) - 2023年4月26日
- 挙式というか、婚姻契約式というか、とにかく、Akad Nikahへ向けての準備 - 2022年8月31日
- マレー人の結婚式(自宅で行なわれる場合) - 2022年7月13日
コメント