マレー人の結婚式(自宅で行なわれる場合)

マレー人の婚姻
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新型コロナにかかわる諸制限が解除され始めると起こる現象・・・結婚式ラッシュです。
我が家の長女も7月末に控えてますが、それに先立ち、5月以降、数回出席させていただきました。いずれも夫の友人の子息の結婚式で、新郎新婦のこと1mmも知らんがな…と思いつつ、ついていっていました。
夫は同窓会もどきで楽しんでいたようです。

これを入力しているPC、「ひろう」 と入力すると必ず 「疲労」 と変換されるな

マツムラ
マツムラ

色々と疲れているんですわ・・・・

最近はウェディングホールをレンタルして披露宴を行なう事が多いのですが、1件だけご自宅で開催された式があったので、ここに披露したいと思います。
スランゴー州の中部の街、バンティン(Banting)で行なわれました。
新婦の母親が夫の元部下で、新婦も夫と同じ会社にいた(母子で同じ会社で働いていた)ので、夫はよく知っている人です。
   

マツムラ
マツムラ

くどいようですが、私は1ミリも知りません

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披露宴に定時なし

招待状にも●時~●時の間にお越しください、と記載されていますので、その時間帯内に訪れれば大丈夫。この日は早めに伺いました。

会場には天幕いっぱい

新婦宅入口
かなり広いおうちで、庭一面にテントが張られていました。
150人以上が一度に食事できるくらいのテーブルと椅子、あったな。
入口にあった会場案内。鏡に映りこんでいるのはわたし。
この赤カーペット先に新婦の母が待機して、訪客を迎え入れていました。お祝い金は食事など全て終わり帰る間際にこっそりと渡します。

新婦のお父様は数年前に逝去されたとの事で、この日の主催者はこのお母さま。
知らない人だけど、おめでとうございますっ!とにこやかにご挨拶し、さっそくお食事をいただきます。

お食事編

セルフサービス方式だと、好きなものを選べて良いですね。
私がマレーシアに来た頃は、テーブルに着席してから親族がサーブしてまわる方式がメインで、特に年配の方々にはセルフサービス式はあまり好まれなかったのですが、世代交代が割と急速に進む土地柄であることもあいまって、昨今ではセルフサービス式以外、見なくなりました。

要は、平均年齢が日本ほど高くない、と言いたいわけやな

主にジャワ料理。おかずの種類が豊富でした。
ご飯が見えなくなるくらい盛りました。生野菜、サンバルブラチャン、牛肉料理、鶏肉料理、ジャワ風野菜炒めなど
バナナの葉で舟形にかわいらしく包まれたお菓子。作るの大変だなぁ
蒸したもち米が小さく切ったバナナの葉にくるまれています。手がこんでる
中身はココナツフレークをブラウンシュガーで甘く煮たもの。マレー版おはぎ亜種とでもいえばよいか。
司会進行のおっちゃん。滑らかに喋るわ歌うわ…
お好きな方にはきっとおいしいドリアン入り緑マメぜんざいもどき
(ココナツミルクで炊きこんであります)
マツムラ
マツムラ

私はいただきませんが…

トラディショナルアイスクリーム というから、四角く切った
Aiskrim potongかと思ったら、スカスカのコーンに普通にアイスクリームを乗っけたものでした。おいしかったですよ。

新郎新婦のご入場です♪

隣家が新郎一族待機場所になっていました。親戚なのかな
ここから下は音声込みでお楽しみください。

会社ネット族はチューイして

シラットというマレー武術の演舞をするお兄さんが先導し、新郎と家族親戚が隊列組んでゆったりと隣からやって来ます。公道の片道封鎖しちゃうのがすごいですね。
隊列もちんたらおしゃべりしながらノタノタ歩いてます。
葉巻くゆらせてるおっちゃんとかおるけど、TPO的にそれはOKなのだろうか。まだまだわからないことが多いマレーワールド
隊列の一番後ろに、コンパンという、鈴のついていないタンバリンみたいな小さな太鼓を叩くお兄さんたちが付くのがマレーの伝統的結婚式。
新婦が新郎をお出迎え。
新郎側が青やシルバーで衣装を整え、一方新婦側は赤やピンク。
新婦が新郎を迎え、右手の甲にキスをしてます。
握手して右手の甲にキスをするのはマレーの間で行なわれる挨拶の様式。
新郎新婦の前でシラットを舞うお兄さん。時々カメラ目線になるのがかわいい。モテンとして見えるけれど、案外動きは緩急ありしなやか

この後、新郎新婦がひな壇にかけ、花びらや水をふりかける儀式や、写真撮影大会があるのですが、我々はここでお暇しました。

これを見ていた夫が、
「やっぱり自宅で結婚式やるっていいよねぇぇぇ」
と感じ入っていたところに、わが夫婦間にはマリアナ海溝より深い考え方の相違があることを実感いたしました。
ひと様のお式ならいいけれど、私は嫌だよ。

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マツムラ

マツムラ

マレーシアに住んではや●●年の永遠の28歳(痛っ!)。 日系メーカーの現地法人に勤務中。マレーシアでは5社目ですが、勤続歴は今の会社が1番長くなりました。 マレー系マレーシア人の夫&次女・三女とSelangor州Shah Alam(の僻地)に暮らしています。(長女は結婚後、職場そばに居住) かなりの頻度で近所の猫が登場。

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