いやはや、時が過ぎゆくのが高速というか、記録を残すのが遅いというか…
ぼやぼやしている間に22年8月末です。
個人的に、現時点からさかのぼること1年を振り返りたい。もうね、なんなのこの長くて速い1年!
1年前の私、そこからの12か月間にこんなに色々あるとは1ミリも思っていませんでしたからね。
長女あーちゃんが、「結婚を前提にお付き合いしている人が…」とか言い出したのが約1年前。
その後、本人たちが挨拶に両家に行ってみたり、マレーの婚姻ステップに基づき、婿殿の家族が来たり、合間に私が脳梗塞やったり、婚約式やったり、断食やらハリラヤは容赦なくやってくるし…と、本当に休む間もなく色々と追われていました。
そして、先日、というか、22年7月末に無事、婚姻契約締結と新婦側披露宴を執り行いました。
まだ新郎側披露宴が残っているけどな。
1番大変なのは、NikahとBersanding、つまり婚姻契約(挙式)と披露宴で、それが終わって少し腑抜けたよね。腑抜けている場合じゃないんだけど。
今までのおさらい
しつこく、披露宴に至るまでのステップを復習しましょう。
ご挨拶(Merisik)【完了】
→婚約式(Meminang)【完了】
→諸手続き準備・・・【完了】 ←イマココ
→婚姻契約式(Akad Nikah)や披露宴(Bersanding)準備
→婚姻契約式(Akad Nikah)
→披露宴(Bersanding)
ここまでの行事の流れ
誰の役に立つかわかりませんが、マツムラ家のあーちゃんの場合の体験談をこちらからまとめてお読みいただけます。
日取りと場所の決定
まずは日取り - 披露宴日 仮決定
婚約式までに、「披露宴(Bersanding)は7月30日にしよう」とウチの方で意向は固めていましたし、先方にもそれは伝え、了承はされていました。
22年7月30日(土)はイスラム教のヒジュラ暦1443年1月1日で、なんか縁起良さそうじゃん?というのがウチ側のノリです。
元旦! (イスラム暦だけど)
その他にも、全国的な祝日であること、土曜日なので、金曜休みのジョホール軍団も来やすい、など考慮したよね~
Bersandingは婚姻契約式(Akad Nikah)後におこなうため、披露宴日が内定していても、肝心のNikahの日取りが確定しない事には、そちらも確定できません。
とはいえ、週末と重なる祝日が披露宴ラッシュになる事は想像に難くない為、場所をこの段階で仮押さえし、頭金も支払いました。
実際、当日になってみると同じ場所に何か所かあるウェディングホールは予約で埋まっていたから、正解
挙式日を決めたい
では、Nikahの日取りを勝手に決められるか、というとそうでもなく、ここで、実は新型コロナ流行に伴う活動制限令関連の規制緩和に少しだけ翻弄されることになりました。
新型コロナが猛威をふるいつつも、冠婚葬祭は一定の規制下で再開された頃、我々の住むSelangor州では、婚姻契約式は「モスクでのみ行なう事が可能」になっていました。
三密回避の措置だと思います。
何年か経ったら、「三密って何?」となるんだろうな。
自分の備忘録的に書いておくと、三密とは新型コロナ感染拡大への対策で「密閉・密集・密接」を避けましょう、という呼びかけに使われた言葉です。
それが、最近は自宅開催も可能になっているらしい というのがその時期の流れで、どこでやるか、も少し揺れました。最終的に、自宅開催可能という事が、モスクに確認し判明したため、夫の意向で自宅開催に確定し、日付も7/29(金)で行ないたい、と希望はやんわり出しました。
モスク側も、自宅で行なってもらいたい雰囲気だったみたい
挙式日確定までの流れ
州によって、細部が色々と異なるらしいのですが、Selangor州に新郎新婦が住んでおり、全て州内で行なう為、ここからの記載はSelangor州の場合、しかも、2022年3月~7月にかけての時期の事となります。
大前提として、マレー人 の場合、な。
新郎新婦 婚姻事前講習受講
Kursus Pra Perkahwinan(婚姻事前講習)っつー、何勉強すんの?みたいなのを2人一緒に受講し、その終了証が無いと次のステップに進めません。
これは、婚約式が終了していないと受講できないようで、かつ2人一緒に、というのが休みが流動的な研修医2人のハードルではあったようですが、無事に受講し終了証を入手していました。
今はどうか知らないけれど、22年3月や4月はオンライン受講だったから、それも良かったよね
HIV検査
政府系病院または診療所 にて、両方ともHIV検査を受け、その証明書を入手しなければなりません。
(政府認定のいくつかの私立病院でも可能っぽいです、知らんけど)
なぜ政府系という縛りがあるのかわからんが、なんか過去にあったんだろーなー
これが無いと、やはり次に進めないよ。
新郎側届け出
まず、新郎側が、宗教局へ父親または後見人とともに、この人と結婚したい、という届け出を行ないます。その時に上記2点(講習終了証・HIV検査結果証明書)の提出も必要になります。
この届け出の受領・承認の署名が入った書類を入手した後、新婦側の届け出が開始します。
ざっくばらんに本音ぶちまけていいですか?
なげーよっ
新婦側届け出
上記書類を含む必要書類をそろえたら、オンラインで婚姻許可申請を提出します。
申請が通ったら、書類一式とともに、モスクへ!
モスクの責任者みたいな人に書類を確認いただき、挙式(Nikah)の日時を予約します。
ウチは夫と娘だけで行っていました。
そのためだけに、休みの取得もしてましたよ。
挙式日確定
こちらの希望である7月29日が了承され、まぁ本当に安堵しましたね。
私はな~んもしていないのだけれど、各ステップがよくわからん(勉強しろ!)上に時間かかるんだもん。
時間に関しては最初午前9時だったものが午後3時に変更になったり、等ありましたが、そんなん誤差の範囲内です。
さあ、自宅でやるとなったらまた準備が大変だわっ!
マツムラ
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